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浅井は再び、柊未奈に視線を向けた。
気がつくと目で追っている。それはもうずっと前からだった。
いつのまにか夏休みになって、あっという間に終わって、久しぶりに会ってもやっぱり好きだった。
一世一代の大告白の結果、付き合える事になってもやっぱり目で追ってしまう。
彼女の一挙一動、見逃したくないのだ。
浅井が柊未奈に対して『好きだ』と明確に意識するようになったのは五月のある日の生物の授業中からだった。
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