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俺は王子 君は街娘
仕組まれた出会い
分かっていた
けど俺は君を愛した
君の愛が偽りでも
忍んで来た緑の国で
出会ったのは美しい娘
浮かべた笑みは どこか儚げで
俺の心は君に惹かれた
何故あんな 笑みをしたのか
その理由が分かっても
君への想いは 止まらない
君を愛せずには いられない
君は平和の 為の生贄
そんな運命 俺が変えてやる
俺が君を 守るから
本当の笑みを 俺に見せて
内緒で君と 出掛けた時に
街で見かけた黄の召使
彼に向ける 優しげな笑顔に
君が恋に落ちた事を 知った
俺が望んだその笑顔は
俺に向けられる事は 無い
それでも俺は 良かったのに
どうして? 涙が止まらない
君は笑う 彼に微笑む
俺は君が 幸せならいい
「君を心から愛してる」
君は笑う 偽った笑みで
ある日大臣から 知らされた
緑の国が滅ぼされたと
君の亡骸も 見つかったと
全て黄の国の仕業だと
「俺は君を 守れなかった」
「俺は何も 変えられなかった」
「運命に従い 剣を取ろう」
「俺はお前らを 許さない」
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