第1章 村の異変

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第1章 村の異変 それは、とある小さな村だ。 そこにゎ貧弱で泣き虫な少年がいたその名は、ライ。 ある日いつもと同じような朝の様だが何がおかしい。 しかし母も父もいつもと変わらない様子だ。 ライは、朝ご飯のトーストと目玉焼きを食べると真っ先に村の長老「ムカ」の所へ向かった。 「ムカサン何だか村の様子が変では、ありませんか」とライが尋ねると 「確かに変じゃ」とムカは答えた。そして、ライを自分の家へ連れて行った。 「ギーッ」と音を立てて扉が開いた。 中には、得体の知れない物がたくさんあった。床は、汚れホコリまみれだしネズミがそこらじゅう走り回っていてきれいでは無い。 おもむろにムカは、大きな箱を持ち出した。その箱を開けるとモワッと立ち込めたホコリの中に紅く光るものが見えた。ホコリを払ってムカが紅い物を箱から出した。それは杖だったライの背丈程あった。 ムカは口を開いた。 「この杖は古(いにしえ)より伝わる杖じゃ」と言ってライにその杖を持たせた。すると杖の先端に付いている紅い玉は、強烈な光りを放った。それと同時に台風よりも強い風が吹いた。5秒もするとおさまったがライは腰が抜けてしまって動けななかった。 第2章へ続く…
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