第2章 旅立ちの時

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「大丈夫か?」と行ってムカは、ライに手を差し延べた。 「ありがとうございます。」 と言ってライは、手を掴んだ。 ライが立ち上がるとムカは、「やはり…おぬしは、古(いにしえ)の血をひいておったか…」と行った。ライには、それがなにを意味しているのかが全く分からなかった。(いにしえ?何だそれ)と心のなかで思った。 その時『ギーッ』っと音がした。ドアが開いた音だ。 「よーじーサン!」 と何やら男が入って来たその男にムカは、「久しぶりじゃないか!元気そうで何よりじゃ!」と言った。(この2人一体どういう関係なんだ?)とライは思った。だが話しを聞くと大体どんな関係なのかは分かった。 2人は、昔ムカがまだ若い頃一緒に旅をしていたらしい。 「ちょうど良かった!コイツと旅をしてくれんか。」とムカは、ライの頭を軽く叩きながらいった。 「うーん…断る。」と男 「こやつは、古より伝わる血を引いているんぢゃそして今何処かの大陸でこの国…いやこの世界を滅ぼすやも知れん事が怒ろうとしているのぢゃ…そうなればお前も死ぬぞ」とムカが言うと「分かった従おう」と男が行った。 そしてライに「俺の名前は『アラン』よろしくな!」と言った。
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