細川ガラシャと片倉小十郎

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「それが貴女様のお望みであれば…。誰かが貴女様に刃を向けなければならないのであれば、某がその刃を向けさせていただきましょう。」 「ありがとうございます」 ガラシャの瞳から涙が溢れ出し、止まる事は無かった。小十郎はガラシャをそっと抱き寄せ、涙を唇で吸い、唇を重ね合わせた。いつかのような美しい香りがした。  
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