宇宙を徨うザーボン

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ターレスを倒し、かなりの収穫を得たザーボンは、今後の事を考えていた。 「あのサイヤ人との戦いはとても有意義だったな、神精樹を手に入れた事と戦闘力のコントロール、探る力が備わった。あとは適当な星で神精樹を植え付けて実を食べ、パワーアップすれば順調に事が進む。」 すると、いびつな形の星が目の前に広がった。 「なんだ、この星は。……そうか、これが機械惑星ビックゲテスターか。 一応降りてみるか。」 そういってザーボンはビックゲテスターに降り立った。 「全てが機械で出来ているのか。」 ザーボンはビックゲテスターの中心部に着いた。 そこには何も無かったが、色々なコードが落ちていた。 ザーボンがそのコードに触れると、目の前にモニターが現れザーボンの肉体を分析しだした。 なんとそのコードはビックゲテスターの中心部に繋がるコードだった。 ザーボンの身体に着いていたターレスの血液からサイヤ人の遺伝子や細胞を分析し、その情報をモニターに映し出した。 「凄い。サイヤ人の細胞にはこんな情報があったのか。道理でベジータが瀕死の重傷から回復するとパワーアップするわけだ。」 モニターにはこの遺伝子の情報を取り込むますか?と現れていた。 ザーボンは考えることなく取り込む事を選んだ。 また、ザーボンは神精樹の種を分析にかけ、ビックゲテスターでも実を付けることが出来るように細工し、必要以上に樹木が大きくならないようにした。これにより、ビックゲテスターには永久に神精樹の実が存在することになった。 「これで私はフリーザに負けることは無くなった。奴とその一族を倒し、残りのサイヤ人を始末すれば私が宇宙の支配者だ。」 そう言ってザーボンはビックゲテスターでフリーザの居る惑星に向かった。
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