1826人が本棚に入れています
本棚に追加
イヴァのきめ細かく細い指が……手が俺の頬を撫でて包む。
「ん――」
イヴァの唇が俺の唇と重なる。
イヴァが微かに声を漏らしたのと同時に、魔法陣が発動する。
そして、何故かイヴァはそのまま俺の上着を脱がす。
これまた何故か抵抗しない俺はなすがままに上半身裸になる。
「ふッ……」
右肩の後ろ……そこにイヴァの唇が、舌が、なぞる用に這う。
「……ッ」
「我慢して」
唇で、舌でなぞられた場所が焼けた用に熱くなった。
「……何したんだ?」
「契約の印よ。し・る・し」
ふふんと、ご機嫌なイヴァはまた軽く口付けを交す。
抵抗できるのにしない俺は欲求不満なのだろうか?
梓とする用な義務的なモノとは違うキス。
キス何て嫌な程してきたのに……思いだしたくもない奴隷時代。
"星界が星界でない"そんな時代の記憶。
「暗い顔してどうしたのよ性奴隷クン?」
「別に何でもない」
ご機嫌なイヴァはキングサイズのベッドの上でクルクルと回っている。
陰鬱そうな表情、妖艶な表情、それとは違って見た目にあった、子供の用な事をしているイヴァを見ていると自然と笑みがこぼれる。
.
最初のコメントを投稿しよう!