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「初めましてリン様」
無意識の内にニナの頭を撫でていた手を退し、いつの間にか近くに来ていたアマネに向き直る。
「……初めましてアマネ」
ジッと見つめて来るその視線にたじろぎなぎらも一応は挨拶をする。
「突っ立って無いで早く座りなさいよ」
「……クシュンッ」
アマネの視線に射られていると救いの手が来たので、すかさずイヴァの向かいでニナの隣りに座る。
勿論そんな焦った感じは見せずに移動した。
ニナのくしゃみした姿にも可愛いと思ってしまった……何故か罪悪感。
「……別にこっちの国と違った感じは無いな」
テーブルに並べられた料理の数々を見てふと漏らした感想。
変わらないと言っても明らかに豪華ではある。ミニバイキングと言った所だろうか?イヴァはテーブルにある様々な料理を食べたい分だけ皿に乗せている。
「別に虫とか食べる訳では無いですよ?」
「飲み物は変わってるかもしれないけどね」
いつの間にか背後に居たアマネにびっくりしながらも、その言葉に安心し、イヴァの言葉に嫌な予感がして、ニナの食べる姿に萌えと言うものが理解出来た。
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