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弱いのは分かっていたけどルルより弱いと言う事実。
「ちなみに私は戦闘よりサポート派なので一番弱いです」
そして止どめをさしにまで来る。俺の小さなプライドはズタズタにされた。
「まぁ、今までの流れでなんとなく星界の人間を使い魔にする理由は分かった」
「流石は頭の回転は速いわね」
片肘をテーブルに着きながらパスタをつつきながら笑うイヴァ。行儀が悪い。
「ある程度に強くなれば煉月の日にはそれなりに役にたつからな……弥月の日とやらには戦力外っぽいけど」
「大丈夫……リンは強くなるよ」
ため息混じりに言い終わったらニナに慰められて少し泣きたくなった。
「1対1の戦闘ではダメでも多数対小数ならその能力は役にたつわよ」
「もう卑怯な能力ですよね」
イヴァの言葉にアマネもニコニコしながら賛同する。
「リンは他に何か使えないの?」
「幻術に魔眼しか見て無いです」
未だに信用されて無いのかルルが冷たい目線で答えを求めて来る。
「幻術に魔眼に呪術も多少は使えるかな」
呪術。
簡単に言えば禁忌の魔法。主に束縛系……トラップ型の魔法だ。
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