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(どこにいっちゃったんだろ…じいちゃん。)
すると、突然先ほどまで吹いていた風が止まり、空気が変わった。何だろうと振り返った瞬間、目の前が真っ白になるまで光り輝いた。眩しくて目の前を腕で覆いながらも、必死に何が起こっているのか見ようとした。光の中央に、ゆっくりと人の輪郭が現れ、光が消えていくと同時に、それははっきりとした人の姿になった。
イーヴェンデリックではあまり見かけない服装に、ふくらはぎ近くまであるピンクのリボンでまとめられた薄い茶色のポニーテール。ハサレイと同じくらいの年齢に見える少女だ。
一体何が起こったのか分からず立っていると、その少女はゆっくりと目を開け、周りを知らない場所を見るような雰囲気できょろきょろした。この辺の子ではないのだろうか?少女はハサレイを見ると、少しほっとしたような表情になった。彼女の瞳は金色で、顔立ちはとても整っていて美人の部類に入る顔立ちだった。少女は一歩歩み出ると、少し質問してもよろしいでしょうかというような動きをとった。ハサレイはそれに応じたが、次の瞬間固まった。この少女、なんと…
「:¥*@>+%#?」
言葉が通じなかった。
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