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孫ピン「私とホウ涓との関係は最初は、互いに切磋琢磨する同門のライバルであり良き親友でした―。
ですが、ある出来事を境にその関係が崩れました」
孫武「でも、前回のやり取りを見てると崩れている様には見えないよ?」
牛吉「そうですね。むしろ、孫ピン様がホウ涓さんを煙たがってる様でしたが…」
孫ピン「それは、『ここ』はあくまで小説という架空の世界ですから、書いている人次第で史実とは違うことや実際には存在しない人物を造ることが出来ますから。
例えば牛吉くんとかね」(ニッコリ)
孫武 & 牛吉 『なるほど!』(ぽんっ)
孫ピン「それでは続けますね」(ニコニコ)
孫ピン「その出来事は、ホウ涓からの手紙からはじまります―」
牛吉(???、笑顔が消えた?)
孫ピン「手紙を貰ったとき、ホウ涓は『魏(ぎ)』の国の将軍として活躍しており、先に世に出ていました―。
彼から貰った手紙の内容は
『自分を手伝って欲しい』
というものでした。
私は親友の頼みということで彼のいる魏の都『大梁(たいりょう)』へ行きました―」
牛吉(?、孫ピン様、さっきは憎いみたいな感じだったけど、今は哀しい感じがするな―)
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