オ/瞬間ジェラシィ

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「メーグミさんっ」 「…何でしょう」 「…あらら?なんか怒ってます?」 「怒ってません」 「…ふーん」  そう。怒ってない。 別に松田が女の子と仲良く歩いてるのを偶然目撃したからって…。 …。 全っ然!オレには関係ないですし!! 「なーんで怒ってんだろーなー」 「いや、だから怒ってな…」 「オレが中々エッチ誘わないからですか?」 「っ」  やだ、こいつオレの身体目当てだったんだっけ! …でも、そっか。 身体だけなんだよな…。 だって女の子と歩いてたし…。あれ彼女かもしんないし…。 てか、だったらなんで身体目当て…? …ますます分からん!! 「なら早速、今日にでも…」 「っ違うって!!」 「…メグミさん?」 …あぁもう。オレ何怒鳴ってんだよ…。 「…とにかく、お前…。ここ店なんだから、そういう事言うな」  駄目だ。ちょっと頭冷やせオレ…。 これじゃまるで…。 「…メグミさん…」  あぁくそ。そんな声で呼ぶな。 そんな目で見ないでくれ…。 松田の視線を振り切る為、オレはレジ打ちに没頭し、そして…。
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