満たされた時間

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気付いた時にはテーブルの上に料理が並んでいた。 麗奈は起きて暫く経っているのか、座椅子に座り携帯をいじっている。 『おはよ…。』 暫く寝ていただけなのに、声がかすれる。 『あ、起きた?食事、冷めるから起こそうか迷ってた所だよ(笑)』 俺はごめんと謝って、麗奈の向かいに腰かけた。 食べきれるのか?と思うほどの量の豪華な食事。 旅館での食事にテンションも上がり、なんだかんだで食べきったけど(笑) 食事を済ませた俺は、温泉に入っていない事に気付く。 二人で一緒に入れる混浴はあるが、誰か入って来ても嫌なので、別々に入る事にした。 男湯の入り口を抜け、大浴場を覗くと、ガラス張りで外が見えた。 いつの間にか雨が止んでる? これなら露天風呂に入れるはずだろうが、残念ながら入浴時間外だ…。 夜行性って、こういう時に嫌になる。 だから、24時間とかのフレーズ大好き!(笑) 大浴場で粗方楽しんだ俺は、早々に上がって部屋に戻った。 麗奈の姿は無い。
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