満たされた時間

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女の子はメイクも落とさなきゃならないだろうし、気にはしなかった。 テレビをつけ、携帯を出す。 着信とメールがあったが、確認だけして閉じた。 俺はテレビも見ず、ボーっとしていた。 これは昔からの癖で、部屋に音がないと嫌だからだ。 大してテレビ好きでもないけど、音と、画面のチラつきが安心する。 バラエティーだと尚のこと好きだ。 笑い声の聞こえる空間が安心するのだ。 どれ位時間が過ぎたのか、麗奈が戻って来た。 付けまつ毛を取って、幼くなった顔がピンク色になっていた。 純粋に可愛い。 リンゴほっぺが何気に好き(笑) それを言うと怒られるから、言わないでおこう(笑) 麗奈が戻って、折角だから酒を飲もうと提案したら、断られた。 休みの日位は飲みたくないと言ってたのは覚えてたから、ダメ元で言ってみたが、やっぱり断られた(笑) 俺も無理に飲ませるのは嫌いだし、1人で飲む事にした。 普段、殆んど飲まないのに何気に強い俺は、ビール、焼酎、日本酒を飲んでも、なかなか酔わない。 あんまり酔った感もなかったりする(笑) 雰囲気ですな、これは。
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