九回目 夏だ海だ水着美少女だ!

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「……てぇと?」 「カツオブシは完全手作り、昆布は産地直送の天然モノを使用してますわん」 「――へぇ、そいつは美味そうだな」  ちょっぴり得意気に話す琴葉に、和也も期待混じりの台詞を返して見せた。  すると、琴葉も鼻高々と言わんばかりに胸を張り――。 「そして、朝食を終えた食後のデザートは、とれたて新鮮のピチピチ琴葉ちゃんが待ってますわん♪」 「――って、ちょっと待てぇぇいっ!」  ――直後に和也のツッコミを食らった。 「……わぅ?」  琴葉はキョトとした顔。 「……いや『わぅ?』じゃなくて」  和也は自分の人差し指を眉間に当てながら毒突きを入れた。
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