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そして――。
「美味しいですか?――良かったですわん♪」
――と、目を細めて和也を見つめる琴葉の姿も、毎日の様に見ていると言うのに飽きが来ない。
美味しい朝食と可愛い琴葉……この二つのコラボは、まさに最強の至福を無条件で与えてくれる。
まぁ……しかし、だ?。
「……どーでも良いけど、ご飯は私が炊いたんだからね?」
「むしゃむしゃ――まぁ、まずまずでちゅね?。
取り敢えず合格点だと思いまちゅよ?」
「美にゃ的には、もっと辛い方がいいにゃ」
琴葉と二人きりの世界に埋没しようとすれば、必ず他の連中に邪魔をされるのが、ここ金谷荘での相場みたいな物だったりもするのだが。
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