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生徒会長室の窓が夕日に燃える。
柊也は軽やかに机から飛び降りて言う。
「澄麗、送って行くぜ」
ニヤリと笑いながら言う。
何か考えている時の柊也の癖だ。
澄麗がそんな事知る由もなく、柊也の言う通り家路についた。
「…澄麗!」
「えっ…!!?」
不意に名前を呼ばれて、立ち止まった澄麗は腰を引き寄せられて…
??キス…??
柊也にキスされて身体が熱くなるのを感じた。
柊也もすぐには離さない。
「ぁ…ふ…」
微かな声が漏れる。
澄麗ももう柊也を拒否出来なかった。
柊也に惹かれていく自分を感じていたから…
「可愛い声出すなぁ」
柊也は優しく微笑んで言う。
「なっ…なに言って…!」
澄麗はうろたえた。
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