出逢い

8/8
前へ
/28ページ
次へ
約束の通りに、柊也は朝澄麗を迎えに来た。 「…本当に来た」 澄麗は驚きながら呟いた。 「約束したろ?」 柊也はにっこり笑いながら言う。 その笑顔に…― 惹かれていく―… 自分がいる事を、澄麗はもう否定出来なかった。 「おはよう!柊也君」 にっこり笑いながら言う。 「お?彼女らしくなって来たじゃん?」 嬉しそうに柊也が言う。 そして…― 澄麗の肩を抱き寄せ歩き出す。 「ちょ―…?柊也君…?」 「ん?何?」 「まさかこのまま学校行くの?」 柊也は妖しく微笑んで言う。 「澄麗に虫が付かない様にしとくのさ」 何それ…――? 言われた言葉に、澄麗は頬が熱くなるのを感じた。
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19人が本棚に入れています
本棚に追加