《Ⅰ章》超能力

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リョウはライカがイメージしていた性格と随分違う事に驚き、話した事も無かったのに偏見を持っていた自分が急に恥ずかしくなった。 「まっ…落ちこぼれでよこれば… なっ…?神谷?」 「…あ…ああ…」 「二人ともよろしくね!!」 「おう…よろしく…」 「ああ…よろしく頼む…」 こうしてリョウ達はライカと晴れて仲良くなった。 後から友達が少ない理由を尋ねると、私に寄ってくる人は大概金目当てか、一大財閥の友達って権力を横暴しようって人ばかりだったから…と悲しそうに語っていた為、世間の狭さを改めて実感したリョウであった。 そうこうして打ち解け三人で談笑をしていたら、いつの間にか大半の生徒が集まっていた。 辺りでは 「何で落ちこぼれなんかがライカさんと話してるんだ!」 とか 「いやー!!なんで神谷君がライカさんと!!」 なんて言ったりしている人が多勢いて散々だった。
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