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バタンと黒パトカーのドアが開かれる。
そこから黒スーツを着用した煙草を吸う斑が姿を現した。
通信用の無線機を片手に持ち、もう片方の手でライターの火を着けたり消したりしている。
「こちら特殊警係第三部隊隊長ダンティス。
聞こえていますか室長」
【…―ピ――ザザ―こちら特殊警係室長暗鬼…聞こえている】
「現状を報告します。
『Braker』は被験体No.08を4分24秒で撃破。
『Braker』の身元は自分のクラスの生徒【光沂 リョウ】で間違い有りません」
【…―了解した。これから『Braker』をこちら側に引き入れるための準備を行う。
慎重に準備を進めろ。
以上…ザザー…――】
ここで無線はプツンと途絶えた。
「あの人も人使いが荒いな…あの金属の塊回収すんのも俺なんだぞ…」
はぁ~と溜め息を吐くと、斑はブツブツと文句をいいながら行動に移った。
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