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礼司は目釘をさして刀を固定させると
「おお、凄いパワーが来る気がする」
「ほんとう?」
「うん、じゃあ行こうか」
「はい」
礼司は鬼が出た四条大宮へ向かった
「おい、後何分だ」礼司焦っていた
「大変25分しかない」
「仮面ライダーの何とかソードなら一撃なんだろうけど」
「ええ、強かったらどうしよう」
5分後に工事現場に着いた二人が見たのは
京都戸田建設という看板だった
「これって真由美さんのお父さんの会社かしら」
「たぶん」
そこの入り口は警察の黄色いテープが張ってあった
「いつもこんな場所ね」
「あはは、それが仕事だ」
礼司は車から則国を持って工事現場に入りこんだ
そこから10mくらいの所の飯場の前に二人は立った
「おい居ないぞ」
「うん、何も感じないね」
「骨は?」
礼司は刀をあちこちに向けていた
「あっちだ」
2階建ての飯場1階の奥に霊気を感じた礼司が前に進むと
「ん?骨は?」
「それはあっちの世界、こっちは鬼の世界よ。本当ならここに鬼がいるはずなんだけど」
「おい、じゃあまた戻るのか?」
「ん~、実はあまり行ったり来たりすると夜野さんの霊力がダウンするのよね」
「そ、そうなんだ?知らなかった。ずっとか?」
「ううん、その日だけ」
「なあ、魔美ひょっとしたら戸田さんの自宅に」
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