武鬼

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礼司は後ろから武鬼に切りかかると則国が金色に光った すると、武鬼は腰のところまで真っ二つに切れた 「おお」 そして、その一体が戸田邸の玄関に向かった 「夜野さん、鬼が戸田さんの家に」 礼司は武鬼と戦いながら 「解かっている、こっちが終わるまで耐えてくれ」 鬼は玄関の前に立つと刀を振り下ろした すると、扉が斜めに切れそれを鬼は蹴り体を入れた 「ちくしょう」 魔美はベレッタを撃った それを受けた武鬼は少しヨロヨロしながら家の中に入っていった 魔美はそれを追って、部屋に入ると 鬼は佐々を突き飛ばし戸田肇に近づいていた 「危ない!」 魔美はベレッタをマシンガンのように撃った 撃った弾が武鬼の足に当りその動きが遅くなった しかし、這いながらも戸田肇に武鬼は近づき髪を掴んで刀を上段に構えた 「やめて~」 真由美の悲鳴が聞こえると武鬼の動きが止まった その時夜野礼司は部屋に飛び込み、動かなくなった 武鬼を叩き切った、すると目の前で真っ青な炎を上げて 武鬼は燃え上がった 「任務完了 12時30分」 「あ、ありがとうございます」 戸田肇が礼司に礼を言った 「夜野さんありがとうございます」 「いや、真由美さんに助けられた」 「私ですか?」 真由美が胸に手を当てた 「たぶん前世が首なし武者のお姫様だったんだろう」 「ええ?」
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