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「我々SSATはヒーローだからです」
「なるほど、SSATの名前を使って警察を誰かが掌握したのか?」
「その通りです、政治もで
す」
「政治もか?」
「はい、今までの政治家、役人は小さな犯罪で次々に
逮捕されクリーンな国づくりと言う名目で警察官、法曹界のOBで作られた
正議党という新党が国会の過半数を握ったのです」
「なあ、浜田それもいいじゃないか、腐った政治家と役人がいなくなって」
「いいえ、新しい法案ですべての個人情報を国が管理することなってしまうのです
そのバックにはアメリカが付いていると思われます」
「なるほど、もしその情報を利用して日本国民が持っていると言われている、1200兆円が取られてしまうわけか」
「はい、日本は消滅します」
「うん、他の川島、沢村、
山野、白尾は」
「私と数日遅れで全員こちらへ飛ばされたと思います」
「うん」
「それで、隊長と我々で作戦
を立てて向うの世界へ乗り
込みたいのです」
「たった六人で世の中を変えられると思うか?」
「はい、隊長がいれば」
「あはは、俺を買い被っていないか?」
「そんな事ありません」
「それで、浜田勝算はあるの
か?」
「いいえ、首謀者を我々の手で葬るか我々の手でもう一度クーデターを起こすか
それとももし可能ならば・・・」
「何だ?」
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