獣鬼

16/27
前へ
/288ページ
次へ
「ねえ、夜野さん どうしてここの捜 査についてきたの ?」 「川島さん、それ は後でわかります」 「えっ」 礼司は鋭い眼光で ホストたちを見て いた すると「右から3 番目と5番目、こ っちへ来てくれ」 「浜田、良いか?」 「はい」 「おい、お前達嘘 をついているな」 二人のホストは返 事をしなかった 「おい!!」礼 司は大きな声で怒 鳴った 「はい、実は徹は 1週間前に事件を 犯したと言ってい ました」 「事件?」 「内容は知らない けど、相当やば かったようです よ」 「うん、それで 中村洋子は」 「はい、徹の 常連です」 「わかった」 「ね、川島さん」 「ええ、嘘がわか るの彼」 「そうみたい」 魔美が自慢そうに 言った 「浜田さん、行 きましょう」 礼司がおどけて 笑った 四人と三匹がタク シーの前に戻ると 「浜田、さっき の二人シャブや っているぞ」 「ええ?、すぐに 生活安全課へ連絡 します」 「魔美、それと この辺に霊気が漂 っている嵐丸とご えもんをつれて 歌舞伎町を調 べてくれ」 「はい」 「うん、じゃあ俺 達は大久保の殺人 現場へ行こう 「はい」 礼司は歌舞伎町か ら大ガードをくぐ って右に曲がり大 久保駅の近くのマ ンションの前 車を止めた
/288ページ

最初のコメントを投稿しよう!

853人が本棚に入れています
本棚に追加