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--今こいつの顔は見なくてもわかる。勝ち誇ったような笑顔だろ。鬼‼‼--
仁「亮ちゃん。お願い?」
亮「お願いします。やろ?仁。」
--耳元で囁くな!力抜けるわ。あほ。おに!やくざー!!!--
仁「お…おねがいします。」
亮「良く出来ました🎵」
やっと見覚えのある景色が見えた。楽屋前の廊下に、待ち人の姿。手には2本の缶コーヒー。さっきまで冷たかったモノの正体だ。
しかし、満足そうなあいつから渡されたのは温かい缶コーヒー。
--ただし鬼並みの意地悪野郎だけどな。たまに後ろに魔王が見えるし(笑 だけど…--
亮「誰が魔王じゃ、われ💢」
--いて💦
やくざにまた怒られたぁ(笑--
仁「おせぇんだよ💢俺様をこんなに待たせやがって。」
亮「誰も待ってて、なんて頼んでないで?」
仁「ゔ…なんだよ。ご丁寧に人の分まで飲物買って来てるくせに。」
亮「ん?当たったついでや、ついで(笑」
小さな声で呟いた。
仁「嘘つき。」
ここのにはそんな機能ついてないもん。
亮「ん?なに??」
仁「ありがとー。つったの!」
おう。て、照れ笑い。
嬉しそうにしやがって。こっちが恥ずかしくなるじゃん。
亮「なぁ……松本君の」
仁「松潤のはさ、行っとけよ!先輩から誘われるのはななんだかんだ言って凄いコトだし。」
--俺はただ、直接その言葉を聞きたくなかったんだ。
ずるい奴だな、俺は。--
亮「でも、お前」
仁「俺、最近は、亮ちゃんほどじゃないけど、動きぱなしで疲れてるから休みの日はずっと寝てるし。俺のコトはき」
亮「気にするわ。そんな顔しとる奴ほっとけるわけないやろ。」
口走って早口なって…頭がいっぱいいっぱいの俺に、
落ち着け。
て言ってるみたいに、そっぽ向いて先を行く俺を自分の方に引き寄せて抱きしめた。
「俺かて、お前をほっとく余裕ないわ。」
俺ははっとした。同時になんだかうれしかった。
いつも強気な亮ちゃんに弱気なコト言わせるなんて
…俺が特別みたいで(笑
亮「何ニヤニヤしとんねん。」
--何でわかんのー⁉この人ー∑ОдО!!)--
亮「解るわ。仁のコトなら、な。」
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