待ち人~亮仁。阿保な会話

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さっさと仕事を終わらせてロビーに行くと待ちくたびれた様子の仁。変な実況までしとるし。終わっても動こうとせーへん。 「?いつまでぼさっとしてんねん。」 仁頭の上に軽く手を置くと俺の方にぼーとした眼を向ける。……何や、でこ熱うないか? 「ほら、いくで」 抱き抱えて(お姫様抱っこやな)外に向かって歩きだすと無口やった仁が口を開いた。俺怒られるんちゃうか(笑 「なぁ…亮チャン俺浮いてない?!」 ………はぁ?!! 「気のせいや。」 浮いてたらすげーのにてぶつくさ言うとる。無理せんでもぇえのに… ここまで弱っとると何や、痛々しいわ。見てられへん。 歩く足を速めて車に向かう。収納の所に風邪薬位入っとる筈や。 「仁。少し寝ててえーで?」 むっとした顔が俺を睨んでる。 「いや!」 こーゆー時位、意地張らんで欲しいもんなのになぁ😅まぁそこが(仁らしくて)可愛ぇんやけど…俺頼りない奴みたいで何や悲しいわぁ😢 「なら、えーわ」 もー着いたし。鍵開けて仁を後部座席に寝かした。風邪んときは温かくせなあかんから、上着掛けてやった。収納場所から薬捜し当てて、鞄から飲みかけのミネラルウォーター引っ張りだした。 「仁。薬飲めるか?」 「んー飲める」 そー言うとるけど、ろくに身体に力入らへんみたいで、身体起こす事すらできてへん。しかも息切れとるで? 「……りょーちゃん」 「しゃーないなぁ」
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