vision.1

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「波多さ…」 名前を呼ぼうとした僕の唇に、 自らの人差し指を そっと押し当てて。 「もう、黙って…」 耳元で響く、 甘く掠れた囁き。 途端に僕は、 もう何も言えなくなってしまう。 慣れた手つきで 僕をなぞる指先に 全てを任せて、 やがて訪れる快楽に ゆるりと瞳を閉じる。 .
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