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真っ白な陶磁器のように滑らかな肌に、明るい茶色に染めた真っ直ぐなロングヘア。
ピンクを基調としたギャル系の格好をしていて、普段なら俺が気に留めるようなタイプではないのに……
友達と楽しそうにテーブルを囲んでいる彼女から目が離せなかった……
『なんやろ……? 外見は今時の普通の子やのに……』
彼女からは、周りの女の子から出ているのとは明らかに違ったオーラが出ていた。
『……?』
仕事柄、人間観察が趣味というか特技の俺は、じっと彼女を見詰めていた。
俺たちが座っている長テーブルは2列ほどしか離れていなかったから、俺の視線に彼女はすぐに気付いた。
「!」
俺は慌てて目を逸らした。
『見た事もない男に凝視されてたなんて気付いたら……気持ち悪がられてまうな……』
俺は内心かなり焦りながら、手元にあった食べかけのカツ丼の丼を掴むと、ガツガツと食べだした。
彼女は少しの間、不思議そうに俺を見ていたが、やがてまた友人との談笑の輪に入って行った。
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