2356人が本棚に入れています
本棚に追加
病院にはよくお化けとかが現れると言われるが今、まさに僕の眼前に黒いローブを着た“死神”が立っている。
「・・・・・・あの暇じゃないですか?ずっと立っていて」
「いえ、仕事なので・・・」
僕は死神さんの仕事によって命を狩られるのか・・・・・・虚しいな。
「僕はやっぱり死んじゃうんですか?」
「6度目ですね、その質問」
僕がうつ向く。
少しの間沈黙が場を支配した。
き、気まづい・・・・・・。
「死神って2週間前から僕達の前に現れんのですか」
死神さんもうつ向いて申し訳なさそうに喋りだした。
「いえ、これは私のミスです。先ほどの事故で貴方は亡くなった、と誤解したため・・・・」
ああね。
確かにあれは誰でも死んだと思うか。
最初のコメントを投稿しよう!