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さっきから気になる事を聞いてみた。
「死神さん」
「はぃ?」
「死神さんは男ですか?女ですか?」
皆さんは御分かりにならないだろうが、先程からの会話は当然、僕は口で喋っているが死神さんは何かテレパシーのようなモノで直接僕の頭に話かけていたのだ!!
なので漆黒のローブでその姿を包んでいる今、この死神さんに性別があるのかさえ、わからなかった。
「・・・・すみません。私、そういう事はあんまり知らなくて下界では自分のこの姿を男と呼ぶのか女と呼ぶのか・・・・・・」
「あ、・・・・・・ぢゃ、是非とも見せて下さいっ!!」
死神さんは、それじゃ、と小さく呟きフードを取った。
月明かりが急に明るさをまし、僕は眼を凝らした。
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