13歳…

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13歳…

胸膨らませて中学に入学した4月…。自分にあんな暗い世界が訪れるとは思いもしなかった。入学した4月には、新しい出会いが待っているものと皆が思っているものだ…。しかし、私には新しい出会いが訪れる気配がなかったのだ。中学は、他の地域の子供との出会いがあるため明るく振る舞い、友達を増やしていくのが普通だ。しかし、私も明るく振る舞い友達になろうと声をかけても誰も友達になろうとはしなかった。5月になり、周りはみな仲良くなった友達同士でグループが出来上がってくる。その輪の中に私はいない…。教室で私の居場所はなくなっていた。声をかけ、輪の中に入ろうとしても煙たがられ入れたとしても距離があるのが目に見えてわかった。そんな事が続いてあったために私は学校を休みがちになった。『私はこの教室にいらない存在だ』そぅみんなに言われてる様で、怖くて周りに声をかける事もせずに家に閉じ籠ろうとしていた。それがわかったのか、両親は無理矢理にでも私を学校へ行かせようとしていた。
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