14歳…

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14歳…

その先生は私が教室で浮いている事を気づいていた。そんな事を気づいてか、先生は私の話を黙って聞いてくれた。その時期がちょうど2年に上がる時期にあたっていたのでその先生はこう言ってくれた。『あんたをウチのクラスに入れる。それでいい?あんたの友達は先生だから、いつでも声かけていいよ。あんたにはあんたのいい所がある。あんたはあんた。他のみんなはみんな…。気にする事はないからいつでも声かけなさい。だから、ちゃんと4月から学校来なさい。いいね?』そう言われて私は何だか気持ちが少し楽になった。言われるまで私は周りの目に怯え学校を楽しく過ごそうとしていなかった。でも、その一言で周りは気にする事はない、自分だけの道を行けばいいと気付いた。
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