1:ANDER

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淫魔の血 自分の体に流れる血だ 官能作家として 人の世の日常に身を 落とせど 変えられない人外の性 「藤沢先生ッ♪原稿くださいっ♪」 家の前で箒片手に落ち葉を集めていると小柄な編集者の‐花柳雪‐があらわれた 見れば見るほど子供のような、純粋そうな瞳をしている これで23才というんだから不思議だ…どうみても10代… まぁ稚子趣味は無いから首尾範囲外なんだけど 「すまん…まだ終わってない」 「先生、締め切りは昨日ですよ。それを伸ばしてあげたのに…まだ終わってないなんて…」 あぁ説教が始まった 頭がいたくなる 「昨日は…なんだ…気が付いたら他人の家で寝てた」 「は?いいわけは聞きません。はやく原稿やりなさい」 気が付いたら箒を取り上げられ家にいれられていた
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