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目の前に広がる柔らかなピンク色。
大きな桜の木…
「凄い……。」
ここはどこだろ…
広々してて気持ちい…
『これより入学式を―…』
すぐそこの大きな建物から聞こえてきた男の人の声。
入学式…
ここは体育館…??
という事は…
この場所は体育館裏…
いい場所見つけた…。
入学式サボっちゃったし…桜綺麗だし…
寝ようかな…
そう思い私は桜の木の根元に腰を落とした。
「はぁ……つまんない…」
友達は出来ないと思うし…恋なんてしたくない…
この世に本当の愛なんてないから…
「女の子がサボりー??」
「………」
私と真逆の木の根元から声がした。
低い…男の声が…
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