ワンコvsウサギ

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グラウンドの隅にある大きな木の根元に二人で腰を下ろし、思い思いの感想を述べていると、私の発言が気にくわなかったのか彼女は白い頬をぷくりと膨らましこちらを見つめてきた。 「んも~っ!椎名ちゃんてば…!」 強い日差しがとても眩しい。 彼女…小春は睨んでいるつもりだろうが、愛らしい顔の作りなためとてもじゃないが迫力は皆無である。
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