記憶喪失…

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    男物の服が何枚か掛けられたハンガーラック。           そして、           心配そうな表情でみつめる男の姿があった。           『よかった。チャミ、気がついた?』           ベッド脇の床に膝をついて見つめている、その男は二十歳前後だろうか。           手を握って、僕の頭を撫でてくれていた。           _
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