二、北朝鮮は日本を核攻撃する

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もしも北朝鮮に核ミサイル開発を許してしまったらどうなるかを考えてみよう。 北朝鮮のミサイル燃料は、すぐ発射できる固体燃料ではない。 発射準備の命令を受けてから注入を開始しなければならない液体燃料であり、注入にも多くの時間がかかる。 しかし北朝鮮は秘密の地下ミサイル基地を建設しているから、燃料注入を偵察衛星によって探知されることはない。 だから核ミサイルを日本に向けて発射できるし、米軍の核が飛んでくるまで発射を続けることができる。 そして地下基地はひとつではない。 とすると前記した如く、日本が北朝鮮の核恫喝によって屈服し和平を求めてしまう事態になることは大いにありうるのである。 だから米日韓にとっては、北朝鮮にプルトニウムの抽出も核弾頭の開発もICBMの開発も個体燃料の開発も、つまりすべての核兵器関連の開発を許さないことこそが大原則でなくてはならないのである。 アメリカはそのことを認識している。 特に共和党主導の議会と国防総省・米軍である。
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