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すなわち、日本政府を屈服させてすぐに和平を求めさせ、在日米軍の直接発進を拒否させ兵站の役割も一切拒否させるだけでなく、日本政府をして
「全ての米軍の韓国救援をやめて頂きたい。
そうでないと日本は北朝鮮の攻撃でズタズタにされてしまう。
そうなれば日米関係も崩壊することになります」
と米国政府に対して言わせるような戦術を実行することである。
こうなると、もし米軍がそれを無視して韓国救援に向かい、北朝鮮が日本を攻撃しても、日本政府も国民も「アメリカのせいでこうなったのだ」と捉えることになる。
そしてその被害がとてつもなく深刻であれば、日本は左翼が主導して反米国家になっていく。
だがもし、日本が屈服などせずあくまでも米国や韓国と共に最後まで戦い抜くという姿勢を堅持すれば、北朝鮮は戦争に負け、中国国境との山岳地帯に立てこもらざるをえなくなる。
だから、この戦略の実現のためにどういう戦術を採るのかは、金正日にとってまさに死活的な問題なのである。
そして前述したふたつの戦術がそれなのだ。
もちろん皇居占領がその中のメインである。
日本もアメリカも韓国もまだ北朝鮮のこの戦略と戦術を知らない!
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