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上月未琴、今年から高校2年。今までは両親と共に暮らしていたが、実家から通っている学校がとても遠い。そこで今回すっごい金持ちの親戚のお姉さま(叔母さんと言ってはいけない)が所有する小さいマンションの一部屋を貸してもらったのだ。
まぁ少し条件付きであったのだが、そこはどうにかなった様子。
新しい住居に着くと、叔母さんもといお姉さまが出迎えてくれていた。
昼頃に実家から出たため、もう午後3時をまわっていた。
「未琴~!待ってたわ。」
「ユズおば、お姉さん!」
叔母さんの名前は上月 柚子<ユズ>さん。27歳と若く、未琴にとっては一番年が近いお姉さんといったかんじだ。
「久しぶっぐひぇ!」
「あんた今何て言おうとしたかな~?」
「痛っいたたっごめんなさいってば~!」 ‥‥ユズ姉、まじ痛いっす
未琴曰く、こういう時のユズを見ていると、ユズの普段の姿は詐欺師そのものだという。
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