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「あんたは~‥‥相変わらずなの?」
「もちろんっ!」
「勉学に励むのが学生の仕事でしょうが」
「そこそこの成績はあるもん‥‥」
中の上ぐらいだけどねっ!
「まぁいいわ。取りあえず部屋案内するね。ちゃんと女子高生の一人暮らしに安全な306号室よ?」
「ありがとー!愛してるお姉様っ」
「調子いいわぁ‥‥」
引越しの業者さんがダンボールを運んでくれたようで、部屋の中にごろごろあるらしい。その中身などいつも通りの会話をしながら階段をのぼる。ユズ曰く、年頃の女子高生ならいいダイエットになるから、だそうだ。
そんななかユズはなにか面白いことを思い出したかのようにこう言った。ずいぶん楽しそうな笑顔を添えて。
「‥‥あ~、そういや、ずいぶんおいしい所よ?あんたの部屋」
未琴にはなんのことやらさっぱりだ。
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