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「ここよ」
「うわぁ~~!!」
未琴は思わず駆け出していた。もちろん靴は脱いで入ったが、正しくは脱ぎ捨てたと言うべきだろう。ユズがそれを直しながら注意したのも聞かず、まっさきにベランダへ向かっていった。
「すごいねユズ姉っ!すっごい!」
「気に入ってもらって良かったわ」
ユズ姉、明らか棒読みじゃん‥‥やっぱりアレを早くみたいんだね~
「そんなことよりっ!未琴!」
「はいはい、ちゃんとご注文の品は揃ってますよ~」
未琴は手書きで大きく「大切!」と書かれたダンボールをたくさんの荷物の山からもってきた。
未琴もユズも先ほどより顔がだらしなくなっている。
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