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「シローそっちの段ボール何が入ってるー?」
「こっちは……唯の下着かな?」
「い、今すぐ閉じなさい、そして厳重に鍵をかけて金庫に入れなさい!」
「そんなにしなくても……だいたい、金庫に下着って相当間抜けだよ?」
「と、とにかくその段ボールには触れない様に! シロはあっちをやって!」
そう言うと、俺の唯はパタパタと走ってこちらに来て、その段ボールの中身をクローゼットの中の引き出しにしまい始めた。
真っ赤な顔で手を動かすその姿は、果てしなく可愛い。
あぁもう、抱きしめちゃいたい!
ぼーっと、そんな唯を見ていると、唯が口を尖らせてこちらを睨んでくる。
怒っているような、いや実際に怒っているだろうその仕草もたまらなく可愛い。
流石、俺の唯。
これが世間で言う萌えってやつか?
「下着じろじろ見て無いで、さっさと仕事しなさい!」
ぴしゃり、とそんな一言。
だけど、一つ違うよ唯たん。
俺が見てたのは布切れじゃなくって君さ。
でも、そう言うと唯は照れて怒り出すからな。
ここは唯の言っていたかの様に振る舞ってみよう。
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