最後の願い

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そんなこと言われてもなぁ、まずそんなことができるのすら、疑わしいのになぁ あ、そうだ とりあえず、願いを3つ以上叶えてくれるようにお願いしよう 「あのっ…」 「ちなみに願いを3つ以上叶えれるようにしてという願いは不可能だ……現実的に」 「えっ!?な、何で」 まず、僕の考えがわかったのに驚いたが、その理由を聞いてみたい 「できることはできる……が。無駄だ。」 「なぜなら3つ叶えたときお前は死ぬからだ」 えっ!? 「だから、実質叶えれる願いは2つだな」 あ、危ない 「そっか。というか本当に願いを叶えることができるの??」 「信じてないのか?まぁいいだろう。疑り深いのは悪いことではない。ならば、とりあえずお試しとして俺が今から、明日の学校を休みにしてやろう。」 といって、その男はブツブツと何か呪文のような言葉を呟いている 「できたぞ。これで明日学校は休みだ。」 「ふーん。まぁいいや。じゃ明日休みなら明日またここに来てよ。きっと僕も暇だし」 信じてはいなかった僕だけど、段々、日が落ちてきたので、とりあえず屋上から去りたかった 「また明日な。」
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