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翌朝,マドンナが持病のヒドイ発作で入院したことを知った。
俺はマドンナがいる病院へと駆け出した。
病室のベッドの上に,今まで見たことないくらい弱っているマドンナがいた。
「福井…俺が分かるか?」
「梅・本・君?どした・の?」
ゆっくりと話すマドンナに掛ける言葉がなかった…
一晩マドンナの横で座ったまま眠った。
翌朝―。
目が覚めると,マドンナがパッチリ目を開けて,喋り始めた。
「梅本君。ありがとう。ずっと側にいてくれたんだね。今日1本点滴したら帰れるんだって。」
嬉しそうに話すマドンナを見て安心した。
「じゃあ俺,学校行くわ。」
一言だけ言って学校に戻った。
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