二、左翼が暴力革命に反対するのは単なる戦術にすぎない

1/3
前へ
/38ページ
次へ

二、左翼が暴力革命に反対するのは単なる戦術にすぎない

日本共産党は暴力革命に反対しているが、〃民主主義〃(人民民主主義)を唱える左翼が、暴力闘争・暴力革命に反対しているのは、単なる戦術である。 そうした方が、日本においては人民大衆からの支持を獲得できるからである。 彼らが真正な民主主義に立脚しているためでは断じてない。 左翼は人民大衆を騙して支持を獲得して政権を手に入れれば、日米安全保障条約を破棄し、また自衛隊と警察をコントロール下に置くところまで「改革・変革」を推進したならば、独裁国家の中国やロシアや北朝鮮と同盟関係を結び、「革命政府」を名乗って、武力や警察力を使って民主主義を破壊し、「旧支配階級」を打倒していくのである。 「人民民主主義国家体制」=人民独裁国家体制を造り上げるのである。 この時、たとえ国名が「日本人民民主主義共和国」とか「日本民主主義人民共和国」であっても、自由主義の文明国家日本は滅ぼされてしまったのである。 だから彼ら左翼の革命は「日本革命」と称されようとも、「反日革命」なのである。 こういう左翼こそが本物の左翼、プロフェッショナルの左翼であり、最も恐ろしい敵である。 彼らがテレビ、新聞というマスメディアを支配している。
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

33人が本棚に入れています
本棚に追加