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四、「革命思想」を持たない人民は敵にされる
「人民民主主義」という思想は、人民であればどのような思想を持つのも自由だ、というものでは断じてない。
「正しい人民の思想」を持つこと、すなわち「ブルジョワ思想」を否定する「革命思想」を持つことを、要求するものである。
「ブルジョワ思想」を持っている人民は、人民ではなくなり、「敵の手先」「敵」と規定されることになるのである。
彼は人民民主主義から排除される。
すなわち諸権利を奪われる。
別の言い方をすれば、彼はもはや「人民」ではなくなるから、一切の「人権」を奪われることになるのである。
生命の自由も奪われる。
さらに「革命思想」ではない思想は、たとえそれが左翼思想であろうとも「ブルジョワ思想」だとされるから、左翼であっても、「敵の手先」「敵」とされて、弾圧されることになるのだ。
「反革命者」とされて命まで奪われることになる。
ロシア革命、中国革命をはじめ全ての社会主義革命がそうであった。
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