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「チュン、チュン、チュン」
小鳥のさえずりがなく中、誠也は朝から寝ぼけていた。
誠也の母「誠也~。朝ごはんよ」
誠也「は~い」
寝ぼけたまま誠也は階段を降りて食卓に向かった。
誠也の母「明日から高校生よ。もう行く準備はできたの?今日中に準備しなさいよ!」
誠也「は~い」
そう、今日は4月7日(日)明日から高校生活が始まるのだ。でも、誠也はまだ準備もしていない。誠也はパンと牛乳を食べた。
誠也「今日は昼にちょっと出かけるから。」
誠也の母「暗くならないうちに帰ってきなさいよ。」
朝ごはんを食べ終えると誠也は自分の部屋に行き、ゲームをし始めた。
あっという間に昼になった。私服に着替えて誠也は階段を降りていった。
誠也「いってきま~す」
誠也の母「気を付けてね」
そう言って家を出ると走って本屋さんに行った。本屋に着くと誠也は自分の集めているマンガの最新刊を買って店をでた。
いつもなら振り向かずに家に帰って最新刊を読むのだが、今日は気になることがあった。
誠也「こんなところに店があったかな?」
その店はとても古くさくていかにも幽霊が出そうだった。でも、誠也はこういうことが大好きだ。玄関をあけて
誠也「こんにちは。誰かいませんか?」
反応がない。店の中には蜘蛛の巣が至るところにあった。
謎の人「誰かと思ったら客か。」
黒いよくマンガにでてきそうな魔術師の服装に白く染めた髪の毛。誠也は戸惑った。
謎の人「君が今、なにを言いたいか私にはわかるよ。この店はクロレアと言う店さ。」
誠也は不思議そうに見た。
謎の人「君にはこれをあげよう。これはクロスチェイン腕時計さ。」
差し出される腕時計を誠也は手にとった。その時、その腕時計は誠也の左手に取りついた。誠也がはなそうとしてもビクともしない。
誠也「何だよ。この腕時計!」
謎の人「それは、私以外の人がさわるとはなれないものなのだよ。君にはこれで頑張ってもらおう。」
誠也「どういう意味だよ。」
謎の人「それは、今教えられない。けど、また、私にあいたいのならその腕時計の左上のボタンを押せばいい。1日一回しか使えないけどね。」
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