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翌朝6時に目を覚ました子供は私を起こし顔を洗いリビングに行った。
タカシはもう目覚めていてボンヤリと煙草をくゆらしていた。
「おじちゃんおはよう」
「おはよう早いな」
「遊ぼうよ」
「パパがまだ寝てるから静かに。外行こう。」
「すいません。お願いします」
「いいんだよ。外の風に当たりたいから。」
私は笑顔で見送り、朝食の準備を始めた。外から子供のはしゃぐ声が微かに聞こえる…
当たり前の日曜日の光景が、マサトでなくタカシによってもたらされる…
私は溢れる涙を慌てて拭った。
朝食を済ませ、マサトとタカシと子供の3人はまた外でひとしきり遊び
「また来てね~約束だよ~」
という子供の声に笑顔で手を振りタカシは帰って行った。
「お前もタカシ兄…いやおじちゃん好きか?」
いつになく笑顔で子供に話しかけるマサト…
「うん。おもしろいもん」
と無邪気に答える子供…
私も…私も彼を愛している…不意に心に浮かんだ言葉…
再会して実感したこの思い…
諦めた筈だったのに…
私は一人途方に暮れていた…
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