第1章 恋人は生徒会長

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去年のクリスマス。 隣の家に住む幼なじみのお兄さん、隼人(ハヤト)にずっと片思いしていた私は、クリスマスに告白しようと決めていた。 高校受験真っ只中のクリスマス。 両親は勉強しろって、やかましい。 そりゃ、もちろん、してます。 隼人と同じ高校に行くのが夢なんだもん。 その隼人に気持ちを伝えたくて伝えたくて……部屋の窓から、隼人が帰るのを待ってたんだ。 そしたら。 隼人、女の子と現れた。 すっごい美女。大人な感じ。 隼人と同じ高校生? 家の前で手を振って別れてたけど…。 だけど、クリスマスだよ。 ってことは、クリスマスデートだよね。 あーあ…。 告白前に、いきなり失恋……。 茫然と窓に手をかけていると、隼人の部屋の明かりがパッとついて、隼人が窓をカラカラカラ…と開けて私を見つめた。
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