第4章 姉、襲来!?

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* その夜。 家族の食卓で。 お姉ちゃんは私の大好物のオムライスを作ってくれた。 「今日のお詫びのしるしよ。これで許してくれる??」 とお姉ちゃんが不安げに尋ねるけれど、私は大皿に盛られた特大オムライスを見て呆気にとられた。 「な………なに…?これ……」 「何って、どう見てもオムライスでしょ!??」 違うと思う。 テレビで見たよ、こういうの。 特大大盛り。全部食べたら、賞金貰えますってやつ。 それでしょ? 「麻季……?」 「普通のサイズで普通に作って……!!!!」 私がまたそう怒鳴ると、お姉ちゃんはまたビクッとしたように肩をすくめた。 「麻季ちゃぁぁぁん……」 泣いたって駄目。 もう、今回ばかりは頭に来たんだからね!!!
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